モロッコ旅行初日

モロッコ旅行初日

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2006年9月のシルバーウィーク開始日前日の金曜日。
仕事は定時で終わらせ、電車に飛び乗り目指すは成田空港。
エールフランス航空にて成田空港からパリ・シャルル・ド・ゴール空港へ向けて出発。
約14時間というロングフライトはニューヨークへ向かったとき以来の長さです。
寝れればいいのですが、寝れないと最悪な長さです。

 

これまで地球何周分したかわかりませんが、飛行中ずっと座っていなければいけないことには、慣れません。
むくみ防止のために何をやっているわけでもないですが、とにかく必要以上に動き回るようにしています。
わざと遠くのトイレに行ってみたり、空いているスペースで邪魔にならない程度に屈伸運動したりして。
座っているときも体操座りしてみたり。
あとは水分補給。
エコノミー症候群は恐いので、気をつけています。

 

モロッコ上空。

モロッコ上空。雲の陰が出来ています。

 

憧れだったエールフランスに搭乗し、フライトアテンダントさんの制服のお洒落さに感動。
機内食の美味しさに感動。
特にプレジデントというメーカーのチーズが美味しかったです。
食事は離陸後と到着前の2回ですが、その間カップラーメンやサンドウィッチ、ハーゲンダッツなどが置いてあり、自由に食べれるシステムで、これにも感動。
ハーゲンダッツなんて自分じゃたまにしか買わないですもん。
長時間のフライトでは食後に歯磨き出来るように、歯ブラシを必ず手荷物に入れておきます。

 

早朝4時過ぎにパリに到着。
ヨーロッパは夜に日本を出たら朝に着く。
朝に日本を出たら夜に着く。
なので、時差は大きくてもアメリカと比べるとラクです。

 

日本人はほぼノーチェックで入国スタンプすら押されずフランスに入国完了。
入国スタンプ欲しかったのに残念。
フランスからモロッコまでの飛行機は少し時間があったので、パリを少し観光することにしました。

 

暗闇の中の凱旋門

 

どこに行くかもどうやって行くかもわからずのまま、期待だけを頼りに唯一運行していたエールフランスバスの凱旋門行きに乗り込みました。
早朝でまだ薄暗い中、凱旋門を見てシャンゼリゼ通りを少し歩いて、とても満足帰って来ました。
パリの古くからある建物は趣きがあって素敵。
威厳を感じました。
初めて生で見る凱旋門は実に感動!!
これがあの凱旋門か!と。
でも当時のレートで片道一人2500円近くかかったので、母と2人で往復したらほぼ1万円。
物価の高さにビックリしました。
さすが、ヨーロッパ!

 

シャルルドゴール空港に戻り、今度はパリからモロッコ・カサブランカのモハメッド5世空港へ向けていよいよ出発です。
約2時間半のフライトです。

 

モロッコの事前知識がなかった私は、モロッコに着いてビックリ。
アフリカといえば、黒人、貧困・飢餓のイメージ。
大きな建物も車もないと本気で思っていました。
民家はみんな掘っ立て小屋で。
ところが、カサブランカのモハメッド5世空港は想像以上に大きくて立派な空港。
エスカレータが壊れてたり、施設の古さは否めないけれど、イメージしていたアフリカより遥かに立派だった。
しかもモロッコ人は黒人だけじゃなく、私と同じ有色人種。
私よりよっぽど白い人も沢山います。
アフリカ=黒人というのは、偏見だったのだと実感。

 

逆にイメージ通りのところを旅したら、今頃生きて帰ってこれてないかも知れなかったですよね。

 

空港からちょっと外に出てみました。
最初に目に入ったのはモロッコ人ではなく、もっとアフリカ人らしいアフリカ人のおばちゃん3人組。
黒人で、大きなお尻に、オレンジとか黄色に黒の大きな柄の布をまとい、頭にも同じ布を巻いていた。
私の想像するアフリカのおばちゃんがまさに彼女たち。
あまりのイメージ通りの光景に「さすがアフリカ。すごい・・・。」と思わず一言。
でも黒人って物凄くスタイルが良くて羨ましくなってしまう。
お尻がキュッと上がってて、足が長くて。

 

その後列車に乗って、一気にカサブランカからマラケシュへ移動。

 

モロッコの鉄道駅

モロッコの鉄道駅

 

電車は3人掛けシートが向き合っていて、6人で1つのコンパートメント。
出来るだけ良さそうな人たちが座っているコンパートメントを選んで席に着きました。

 

モロッコの鉄道

 

乗り換えが必要なことも知らず、危うく降りそびれるところでしたが何とか乗り換えも間に合ってマラケシュに到着。
モロッコでは、女性や年配には親切な人が多いので、私たちが大きな荷物を持っていたら手を差し伸べてくれる人が沢山いました。

 

電車の駅からジャマエルフナ広場までバスで行こうとしたら、電車で一緒だった人たちがタクシーに乗せてくれ、お金まで払ってくれて無事ジャマエルフナ広場に到着。

 

タクシーの運転手さんが「ショコランはありがとう、という意味だよ。」と教えてくれたのに、私は「ショコラン?ショコラ?」と一人で混乱していました。

 

ジャマエルフナ広場の夕暮れ

ジャマエルフナ広場の夕暮れ

 

成田―パリで14時間、パリーカサブランカで2時間半、カサブランカーマラケシュで約5時間、これにそれぞれの乗り継ぎ時間を含めると24時間を越えています。
時差もあるので、時間に余裕のある方はもっとゆっくりの工程のほうが良いでしょう。

 

ホテルを探して今日の寝る場所を確保したら任務完了です。

 

目星をつけていたのは、女性でも安心とガイドブックにも書いてあった1泊1000円前後の安ホテル。
ところがガイドブックの地図を頼りに歩き回るも見つからない。
何回も同じ道をウロウロ。

 

しかたなく地元の人に聞いてみることにしました。
その辺に暇そうな人たちがいっぱい座っているし。
ホテルの名前を告げると、「ちょっと待ってろ」と言って、その人が一人の男性を連れてきてくれました。

 

その男性が「ホテルの名前は何?」「予約はしてあるの?」と。
目星をつけていたホテルは満室だったものの空いているホテルを探してくれ、砂漠ツアーの予約や美味しいレストランを教えてくれ、ちょっと疲れていたけれど早速翌日から砂漠ツアーに行くことにしました。

 

マラケシュの安ホテル

マラケシュの安ホテルはとてもきれい

 

夜はジャマエルフナ広場でモロッコの名物タジンとクスクスを食べてみました。
が、これが美味しくない・・・。
あまりの美味しくなさに、モロッコから脱出したくなりました。
やっぱりアフリカ。
無理かも・・・、と早くも弱気になりました。

 

タジンはどこのレストランでも美味しいものが食べれますが、残念ながらクスクスは外れが多いです。
家庭で食べるクスクスはとても美味しいのですが。

 

モロッコ名物タジン

モロッコ名物タジン

 

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