マラケシュからエッサウィラへ
7日目はマラケシュから約200キロ離れた大西洋に面した町、エッサウィラに行きました。
エッサウィラは町のあちこちに絵がかざってあり、なんともアーティスティックな素敵な町。
寄木細工がさかんなでもあります。
またエッサウィラ周辺にはアルガンの木もあり、アルガンオイルも有名です。
港があり、マラケシュのような内陸では食べれない魚がおいしく食べれるのもこの町の魅力です。
そして有名なエッサウィラのグナワフェスティバル。
グナワというモロッコの伝統音楽のフェスティバルが毎年6月に開催されます。
モロッコ中から、ヨーロッパから、沢山の人が集まりエッサウィラのホテルはいっぱいになってしまいます。
6月なので、日本ではG.Wが終わった後だし夏休み前だし、なかなかタイミングが難しいとは思いますが、ご都合が合えば是非。
グナワフェスティバルの様子
民営バスというモロッコの一般人も普通に利用するバスで行きました。
出発するまで色々な売り子さんたちが乗り込んできて、お菓子に香水、よくわからないものまで売りに来ます。
と思ったら、今度はコーランの一説を読んでお金を集めにくる人も。
出発時間を過ぎても席が埋まるまで出発しない。
母はイライラ。
私はこんな状況が面白くて溜まりませんでした。
バスは何もない道をひたすら走っていきます。
途中トイレ休憩が1回あります。
日本にように出発時間のアナウンスとかないので、置いていかれないように必死でした。
マラケシュの町並みがピンクなのに対し、エッサウィラは白とブルーで統一されていてとてもお洒落。
町並みが見えてきた途端にテンションが上がりました!
母と「来て良かったねー!!」と会話したことを覚えています。
マラケシュからわずか200キロなのに、モロッコは建物の色が待ちによって決められているため、全然雰囲気が違うのです。
エッサウィラの町並み
気温もマラケシュに比べるとずいぶんと低く過ごしやすいです。
9月後半とはいえ、マラケシュの暑さに疲れていた私たちはまるで生き返った魚のよう。
ただ海辺の町なので風が強いことが多く、それが残念なところ。
あまりに風が強くて疲れてしまうんですよね。
どこのレストランが美味しいなどの情報をまったく持っていなかった私たちは、夜、海風がびゅんびゅんと吹き荒れる中、寒い思いをしてとても高いレストランで魚を食べたのでした。
マーケットの中に、安く調理してくれる場所があります。
スークや港、スカラと言われる海に向かって大砲を配置し砲床(見張り台)がエッサウィラの見所です。
スカラは1949年オーソン・ウェルズ監督作品『オセロ』のロケ地としても使われたらしいです。
町並みが本当におしゃれで洗練された感じ。
カフェにゆっくり座って雰囲気を楽しむだけでも十分楽しめる町です。
夜はちょっと素敵なリヤドに宿泊しました。
リヤドとは、モロッコの伝統的な邸宅を宿泊施設にしたもの。
イスラム様式の建築に、中庭があり噴水やプールがあったりして。
客室もとても豪華。
オーナーのセンスを生かした、贅沢な空間です。
エッサウィラで1泊し、翌日の深夜バスでカサブランカに向かいました。
アフリカの深夜バスなんて、最初はとても怖かったのですが何事もなくカサブランカに到着。
ここから電車にのって空港に向かう予定でした。
カサブランカの商店街
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